犬猫“殺処分”の現状

人間の勝手な都合で「要らなくなった」犬猫が、毎日、各地域の「保健所」に“捨てられ”ています。 その数は、年間30万匹以上。そして、その大部分が、3日〜1週間以内「殺処分」されているのです。
ピーク時には、年間122万匹(!)もの犬猫が“殺処分”されていました(1974年)が、現在はその約4分の1にまで減り、年々その数は減少傾向にあります。それでも、1日当たり800匹もの犬猫が苦しみながら殺されている現実がある限り、このまま放っておくことはできません。

犬猫の引取り・負傷の保健所収容状況 (2008年度)
  引取り数
(保健所に持ち込まれた数)
負傷数 返還・譲渡数
(飼い主の元に戻れたり、新しい飼い主が見つかった数)
殺処分数
  大人 赤ちゃん
90,810 22,678 2,309 33,351 84,045(71.6%)
50,867 150,752 10,805 8,810 203,050(95.8%)
合計 315,107 13,114 42,161 287,095(87.2%)

※環境省統計資料より引用。
※「大人」とは成熟した犬猫、「赤ちゃん」とはまだ離乳していない犬猫。
※引取りと負傷とを区別していない自治体にあっては、引取りの処分数に計上。

↓最新の統計〜2年間で、犬猫共に、保健所に持ち込まれた数は減り、一方で返還・譲渡された数は増えています。“殺処分”されたのは1日当たり600匹弱とまだまだ多いものの、確実に減っています…!

犬猫の引取り・負傷の保健所収容状況 (2010年度)
  引取り数
(保健所に持ち込まれた数)
負傷数 返還・譲渡数
(飼い主の元に戻れたり、新しい飼い主が見つかった数)
殺処分数
  大人 赤ちゃん
67,280 17,886 1,953 34,049 53,268(61.0%)
42,907 121,401 10,030 12,847 161,370(92.6%)
合計 249,474 11,983 46,896 214,638(82.1%)

“殺処分”になるまで

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