“海外での先進的な取り組み

“殺処分”ゼロを実現させた国・ドイツ

ドイツでは、すでに犬猫の「“殺処分”ゼロ」が実現されています。

なぜドイツは、「“殺処分”ゼロ」を達成できたのでしょうか。 法律? 人々の意識? 動物愛護団体の影響力の強さ? それを探れば、日本でも殺処分ゼロを達成できるヒントが見つかる気がします。

ドイツでのこの問題への取り組み方を分かりやすくまとめたサイトがあるので、ここで紹介します。ぜひ、一度見てみてください! ↓

★ 『ドイツ式ペット問題行動解決!(http://www.geocities.jp/talismankatze/index.html)』より

ドイツに行って感じたこと 

ドイツにいて驚いたことは、町中でたくさん犬を見かけること、そして、その犬たちがみな、穏やかでとってもおりこうなこと。

少し道を歩いていれば、必ずといっていいほど何匹もの犬にすれ違いました。 長距離列車の中にも、地下鉄の中にも、バスの中にも、座席の下で大人しくしている犬がいました。
切符の自販機には、子どもマークと並んで、犬のマークがありました。大きな犬も、子ども料金を払えば、公共交通機関に乗れるのです。

レストランやカフェの中でも、よく犬を見かけました。
デパートやお店の中にも、飼い主と犬が一緒に入ってくるのをよく見かけました。
スーパーやお店の前で、おとなしく飼い主を待つ犬も、よく見かけました。
ドイツ人は、誰も驚きません。そんな犬たちの姿が当たり前のようです。

道で犬と犬が出会う姿は、微笑ましかったです。 飼い主がリードを緩めて、犬同士コミュニケーションをとるのを見守る姿。犬同士吠え合うことは、滅多にありません。

ドイツでは、犬を家族として迎えようと決めたら、ブリーダーのところでその希望を伝え、子どもが生まれるのを待ちます。「衝動買い」は、できないようになっています。
そして赤ちゃんが生まれても、飼い主の元にやってくるのは2ヶ月以上先。 生まれてから2ヶ月間は、親と兄弟と一緒に過ごします。この期間に、社会性を身につけたり、生きていく上で大切なことを学ぶそうです。

ようやく、待ちに待った犬が家にやってきます。 そして、たいていの犬がしつけ教室に通います。しっかり学んだ犬たちは、吠えたり咬んだり逃げたりしません。行動や表情も、なんだか人間っぽいような…!? ドイツ人も、そんな犬たちを、まるで人間の子どもと同じように扱っているみたい。

そう、ドイツで犬は、「家族の一員」であることはもちろん、“ペット”を超えて、まるで人間の子どもみたい! そう感じました。
だから、乗り物にも乗れるし、レストランにも入れるし、一緒に旅行や買い物にも行く。(一緒に動物園にまで来ていたのには驚きました…。)
だから、彼らを人間と同じように守るために、法律も整っていったのかな。
だから、ドイツ人にとって、彼らを「捨てる」とか「殺す」とかは、「信じられない!!」ことみたい。

「犬税」というのも面白い制度。 犬を飼っている飼い主に課して、動物の福祉に役立てたり、責任が持てる数以上の犬を飼えないように制御しています。(なぜか犬を飼っていない日本人の友達の家にも、犬税支払いの書類が届いていました(笑)。)

他にドイツで気づくのは、動物保護団体だとか、環境保護団体の活動が、日本よりずっと活発だということ。団体数も多いし、団体員数もとっても多い。 こういう団体の力が大きければ、寄付で賄われる活動の資金もたくさん集められるし、政治を動かす力にだってなり得る。(過去ドイツで、環境保護をうたう「緑の党」が与党の1つになったことも☆)ここは特に、日本と大きく違うところだと感じました。

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